小動物 ・ 最終確認: 2026/9/29

シマリスの飼育データ

Tamias sibiricus(環境省「生態系被害防止外来種リスト」第2版〔令和8年9月11日〕での和名: シベリアシマリス〔シマリス、チョウセンシマリス〕)

シマリスの飼育データを、動物園・獣医師・専門店などの一次情報から整理しました。 サイズ・寿命・価格帯だけでなく、ケージの高さ・タイガー期・冬眠対策まで、 飼う前に確認しておきたい事実をまとめています。

シマリスと暮らすときに、決めること

迎える前から高齢期まで、テーマごとにシマリスに関係する判断ガイド・診断・記事をまとめています。

基本データ

成体サイズ 12〜20cm(体長) 資料により幅がある(exoinfo頭胴長12〜17cm/平川動物公園15〜20cm・現在非展示/カインズ12〜15cm/ディスワン単一値14cm)。尾長10〜12cm(exoinfo)は含まない (資料間で差あり)
成体体重 66〜130g 資料により幅がある(exoinfo66〜115g/平川動物公園80〜100g/カインズ約80〜130g/ディスワン単一値100g) (資料間で差あり)
寿命 野生下3〜7年程度・飼育下5〜10年程度(資料により差) 野生下はカインズ3〜5年、exoinfo4〜6年。飼育下はカインズ5〜10年、平川動物公園5〜7年、ディスワン6〜8年。ペットでは♂8年・♀12年という報告もある(exoinfo) (資料間で差あり)
主な活動時間 昼行性(単独生活)。主に朝と夕方に活発に活動し、日没が近づくと巣穴に戻って休む

飼育設備

最低ケージ幅 目安39.6cm ディスワンが示すケージ寸法(396mm×297mm×370mm、2〜3階建て構造を推奨)の幅
最低ケージ奥行 目安29.7cm 同上ケージ寸法の奥行
最低ケージ高さ 単体で37cm(ディスワン目安)だが、半樹上性で運動量が多いため合計で約1m程度の高さが必要とされる ディスワンは396mm×297mm×370mmのケージで2〜3階建て構造を推奨し、exoinfoは「ある程度の高さ(約1m)」が必要とする。単一の寸法として一致しないため両方を記載 (資料間で差あり)
加温 必要。保温しないと冬眠して死んでしまうことがあるため、冬は保温して冬眠させないようにする
冷房管理 必須ではないが、梅雨〜夏にかけて適温(20〜26℃)・適湿(40〜60%)を保つためエアコン等の利用が推奨される
UVB 十分な根拠を確認できず UVB照射に関する明記は見当たらない。exoinfoには「時に太陽光(紫外線)を浴びさせることはカルシウム代謝を促進しくる病等を予防」という記述はあるが、UVBライトについての記述ではない
湿度管理 必要。目安40〜60%

餌

主食 野生下は木の実・種子・葉・芽・花・昆虫・小鳥の卵などを食べる植物質中心の雑食性。飼育下ではペレットを主食にし、種子や野菜を副食として与える 野生下の食性の説明はexoinfo・カインズで表現がやや異なる(木の実・種子・葉・芽・花・昆虫・小鳥の卵 / 種子・果実・葉・キノコ・昆虫)。飼育下の与え方(主食・副食の区分)はexoinfoのみの記述 (一部確認)
生きた虫 必須ではないが、動物性たんぱく質としてミルワームなどをときどき与える程度で利用される
冷凍餌 十分な根拠を確認できず 冷凍餌についての記述は見つからなかった
人工飼料 ペレットなどの人工飼料を主食にし、種子や野菜は副食として与える

初期費用・毎月の費用

生体価格 25,000〜55,000円(税込) 専門店2店+総合ペットショップ1店(ピュアアニマル/ペットショップRicky/ワンラブ)の実勢価格・2026年9月調査。色柄記載なし個体では25,000〜32,780円、ホワイト個体では55,000円の例がある。Ricky(東北6県展開)掲載38件は調査時点で全てsold out
初期費用 十分な根拠を確認できず 官公庁・事業者公式でのケージ等セット一式の初期費用目安の明記は見つからなかった
月額費用 十分な根拠を確認できず 官公庁・事業者公式での月額費用目安の明記は見つからなかった

暮らしとの相性

鳴き声 発情期には「ホロッ」などと一日中鳴くことがあるが近所迷惑になるほどの大きさではない。警戒時は「キッ」「キュル」、威嚇時は「グルーグルー」「グルルルル」などと鳴き分ける
夜間の活動・物音 昼行性で日没が近づくと巣穴に戻って休むため、夜間の活動・物音は少ないと考えられる 活動する時間帯についての記述はあるが、物音の大きさそのものを直接評価した一次情報の記述は確認できなかった (一部確認)
放鳥・部屋んぽ等 十分な根拠を確認できず 放鳥・部屋んぽに相当する運動の必要性についての一次情報の記述は見つからなかった。半樹上性で運動量が多いとされ、ケージ内に高さ・登り木等の運動スペースを確保することが前提と考えられる
ハンドリング 人を認識してなつくというより、人を怖がらないように認識させると取り扱いが楽になる
臭い 体自体は特に臭くないが、トイレを覚えないため排泄物のにおいに注意が必要(繁殖期はより臭う)。床材を敷くことで糞尿の臭いを抑えられる
毛・羽・脂粉 十分な根拠を確認できず 毛の抜け毛や粉塵についての評価は見つからなかった

飼う前に確認したい条件

  • 冬眠本能があり、保温を怠ると冬眠して死亡するリスクがある。加温対策と季節を問わない温度・湿度管理(目安20〜26℃・40〜60%)が必要
  • 秋〜冬・発情期は「タイガー期」と呼ばれ、普段おとなしい個体も凶暴化することがある
  • 半樹上性で運動量が多く、2〜3階建て構造で高さのあるケージ(合計で目安約1m程度)が必要とされる
  • 生体価格は個体・店舗により25,000〜55,000円程度と幅があり、専門店でも在庫がsold outになりやすい
  • トイレを覚えないため排泄物のにおい対策(床材の活用等)が必要
  • 初期費用・月額費用の目安は一次情報で確認できておらず、購入前に販売店や用品店で個別に見積もる必要がある

出典

本ページは飼育の判断材料となる事実情報の整理です。診断・治療の指示は行いません。健康に関する異変は動物病院にご相談ください。