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デグーを一人暮らしで飼う方法と注意点|1匹か2匹かの選び方も解説

小動物 ・ 公開: 2026/8/19 ・ 約9分で読めます

「デグーって社会性が高いと聞くけど、仕事で家を空けることが多い一人暮らしでも飼えるの?」——そんな不安を抱えて、この記事にたどり着いた方も多いのではないでしょうか。

結論からお伝えすると、一人暮らしでもデグーは飼うことができます。ただし、長時間の外出が続く生活スタイルや飼育環境の条件によっては、準備と工夫が必要になります。また、1匹で飼うか2匹で飼うかによって、手間もデグーのストレスの度合いも変わってきます。

この記事では、一人暮らしとデグー飼育の相性を多角的に整理し、飼い始める前に知っておきたいポイントを順を追って解説します。

一人暮らしでもデグーは飼えるか?結論と条件

一人暮らしとデグー飼育の相性は、**「まずまず良い」**と言えます。ただし、「まったく問題ない」でも「まったく向かない」でもなく、いくつかの条件を満たすことが前提になります。

一人暮らしでデグーを飼う上でクリアしておきたい主な条件は次のとおりです。

  • ケージを設置できるスペースがある(一般的なケージは幅45〜60cm程度)
  • 賃貸なら小動物の飼育が許可されている(契約書・管理会社への確認を忘れずに)
  • 1日1〜2時間程度、デグーと向き合う時間を確保できる(世話+コミュニケーション)
  • エキゾチックアニマルを診られる動物病院が近くにある(いざという時の備え)
  • 長期不在になる場合は世話を頼める人や預け先がある

これらをクリアできるなら、一人暮らしでのデグー飼育は十分に現実的な選択肢です。

デグーが「寂しがりや」と言われる理由と現実

デグーはアンデス山脈に生息するげっ歯類の一種で、野生では複数の個体が群れを作って生活することが多いとされています。この社会性の高さから「孤独に弱い動物」というイメージが広がっており、「1匹だと死んでしまう」という情報を目にしたことがある方もいるかもしれません。

ただし、この点については少し正確に理解しておく必要があります。

デグーは確かに社会性が高く、刺激や交流を好む動物です。同種の仲間がいれば毛づくろいし合い、遊び合い、安心して眠ります。一方で、飼い主さんとの関係が深まれば、人間をコミュニケーションの相手として認識するようになる個体も多いとされています。つまり、「1匹では必ず不幸になる」というより、「1匹の場合は飼い主さんとの関わりが特に大切になる」と考えるのが実態に近いでしょう。

一人暮らしの場合に問題になりやすいのは「孤独そのもの」ではなく、長時間にわたって一切の刺激がない状態が続くことです。帰宅したら話しかける、ケージ越しに遊ぶ時間を作るなど、毎日のコミュニケーションを意識することが重要です。

1匹飼い vs 2匹飼い — どちらが一人暮らしに向いているか

一人暮らしでデグーを迎える場合、1匹にするか2匹にするかは大きな判断ポイントです。それぞれのメリットと注意点を整理します。

比較項目1匹飼い2匹飼い
飼い主の負担世話の手間が少ない・費用が抑えやすい世話と費用が倍になる
デグーのストレス飼い主との関わりが不可欠仲間同士で刺激を補い合える
慣れやすさ飼い主に依存しやすく懐きやすい傾向仲間同士で完結しやすく人に慣れにくい場合も
長時間外出時ひとりになる時間のケアが重要仲間がいるため比較的安心
医療費リスク1頭ぶん2頭ぶん同時になる可能性も
ケージサイズ標準的なサイズでOK広めのケージが必要になることが多い

仕事で日中8〜10時間ほど外出するような生活スタイルであれば、2匹飼いの方がデグーへの負担が小さいといえます。一方で、週の多くをリモートワークで過ごす、あるいは帰宅後にしっかりコミュニケーションを取る時間を作れるなら、1匹でも問題のないケースが多いとされています。

なお、2匹迎える場合は同性の組み合わせか、繁殖を管理できる環境を整えることが前提になります。オスとメスを一緒にすると急速に増える可能性があるため、初心者には同性ペアが推奨されることが多いです。

一人暮らし生活との相性チェック

デグーを飼う前に、自分の生活スタイルと照らし合わせてみましょう。

外出時間

デグーは1日の多くを眠って過ごすため、昼間に留守になること自体は大きな問題ではありません。ただし、1日の外出が12〜14時間を超えるような日が続く場合は、帰宅後のコミュニケーション時間を意識して確保するか、2匹飼いを検討するとよいでしょう。

生活リズムの不規則さ

デグーは昼行性(明るい時間帯に活動する)の傾向がある一方で、飼育下では飼い主のリズムに合わせて活動時間が変化することも多いとされています。帰宅時間が日によって大きくばらつく場合でも、デグー自身が徐々に慣れていくケースが多いです。ただし、室温管理は一人暮らしの盲点になりやすい点です。夏場の外出中にエアコンを切ると室温が40℃近くに達することもあり、デグーは暑さに非常に弱いため、夏は在宅・外出を問わず適切な温度(18〜24℃が目安・25℃以上は危険域とされています)を保てる環境が必須です。

旅行・長期不在

1〜2泊程度なら水と牧草を多めに用意することで対応できる場合もありますが、デグーの健康管理や異変への対応を考えると、2泊以上の不在には世話を頼める人か、ペットシッター・預け先の確保が必要です。一人暮らしは気軽に頼める家族が同居していないことが多いため、飼い始める前に預け先の候補を探しておくことをおすすめします。

準備と費用の現実

デグーを飼い始めるにあたって、どの程度の費用がかかるかも現実的に把握しておきましょう。以下はおおよその目安です(個体の価格や地域によって差があります)。

項目目安金額
デグーの購入費3,000〜8,000円/匹(品種・入手先による)
ケージ5,000〜20,000円(幅と高さが重要)
回し車2,000〜5,000円(サイレントタイプ推奨)
牧草・ペレット(月額)1,500〜3,000円
砂浴び用砂・容器1,000〜2,000円
かじり木・おもちゃ500〜2,000円(定期交換)
初診・健康診断3,000〜8,000円(病院による)

初期費用は2〜4万円前後が目安になることが多く、月の維持費は食費・消耗品で2,000〜4,000円程度が一般的です。加えて、病気やケガの治療費は予測が難しいため、ある程度の備えがあると安心です。

飼い始める前に確認すべきこと

賃貸の場合の確認事項

「ペット可」の物件でも、小動物が許可対象かどうかは物件によって異なります。デグーは「小動物」に該当しますが、念のため管理会社か大家さんに確認しておくことで、後々のトラブルを防ぐことができます。

エキゾチックアニマル対応の動物病院を探す

デグーはまだ飼育人口が少なく、診察できる動物病院が限られる地域があります。元気なうちに「エキゾチックアニマル対応」と明記している動物病院を探し、かかりつけを決めておくことが大切です。

飼育グッズをそろえてから迎える

ケージや牧草、回し車など基本的な環境を整えてからデグーを迎えるのが基本です。迎えた当日にバタバタと準備するのは、デグーにも飼い主にもストレスになります。

よくある質問(FAQ)

Q1. 一人暮らしで仕事が忙しくても飼えますか?

仕事の忙しさの度合いによりますが、帰宅後に毎日10〜30分程度向き合える余裕があれば、多くの場合飼育は可能と考えられます。2匹迎えることで仲間同士が刺激を補い合えるため、長時間不在になりがちな場合は2匹飼いも一つの選択肢です。

Q2. 1匹だとデグーはかわいそうですか?

飼い主さんとの関わりをしっかり持てる環境であれば、1匹でも精神的に安定して過ごせる個体は多いとされています。「かわいそう」かどうかより、毎日のコミュニケーションと適切な環境が整っているかの方が重要です。

Q3. 騒音は一人暮らしのマンションで問題になりますか?

デグーの鳴き声は比較的小さく、ご近所トラブルになるほどの大きさではないことがほとんどです。ただし、回し車の音は機種によってはかなりの騒音になります。サイレントタイプの回し車を選ぶことで対策できます。夜中に活動することもあるため、寝室とは別の部屋に置けると安心です。

Q4. デグーの寿命はどのくらいですか?

適切な環境で飼育されたデグーの寿命は5〜8年程度とされています。飼い始める前に、数年にわたる責任を持てるかを家族(自分自身)と確認しておきましょう。

Q5. 2匹迎えたらどちらかが先に亡くなった時はどうすればいいですか?

仲間を失ったデグーは元気をなくしたり、食欲が落ちたりすることがあります。すぐに新しい個体を迎えるかどうかは、残った個体の様子や飼い主さんの状況に応じて判断することが多いです。急がず、残ったデグーへの声かけや関わりを増やすことを優先しましょう。

まとめ

一人暮らしでもデグーは飼えます。ただし、毎日のコミュニケーションと環境整備が欠かせません。

仕事で長時間外出が続く生活スタイルなら、2匹飼いにすることでデグーのストレスを軽減できる場合が多いです。1匹の場合は、飼い主さんとのやりとりが心の支えになるため、帰宅後の声かけや遊びの時間を大切に。

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