デグーをなつかせる方法|1週間から始める慣らし方と5つのNG行動
小動物 ・ 公開: 2026/8/22 ・ 約7分で読めます
デグーを迎えたばかりで「ぜんぜん近づいてくれない」「ケージ越しに見るだけで終わってしまう」と感じている方は少なくありません。結論からお伝えすると、デグーは社会性の高い動物であり、正しいアプローチを積み重ねることで多くの個体は手乗りやスキンシップを受け入れるようになります。焦らず段階を踏むことが、最大のコツです。
この記事の要点
- 迎えた最初の1週間は「見守るだけ」が鉄則。声かけと存在慣れを優先する
- 手を差し伸べるのはデグーが自分から近づいてきてからが基本
- 追いかける・無理に触る・突然つかむの3行動が信頼を最も壊す
- なつくスピードには個体差があり、数か月かかる場合も正常な範囲
デグーがなつくかどうかは「最初の2週間」で大きく変わる
迎えてから最初の2週間の接し方が、その後の信頼関係の基盤を作るとされています。この時期に無理なスキンシップを試みると、「人間=怖いもの」という印象が強く刷り込まれやすいです。
デグーは群れで生活する動物で、仲間の声やにおいに敏感です。新しい環境では最初から警戒心が高まっています。飼い主にできることは「存在を脅威に感じさせないこと」だけです。
最初の1週間にすること・しないことの目安
| 期間 | やること | 避けること |
|---|---|---|
| 1〜3日目 | ケージの近くに座って静かに過ごす・低い声で話しかける | ケージを開ける・無理に触る |
| 4〜7日目 | エサを手のひらに載せてケージ越しに見せる | 追いかける・急に動く |
| 8〜14日目 | ケージ内に手を入れて静止する | 手でつかむ・大きな音を立てる |
手渡しのエサが信頼関係を作る最短ルートになる
デグーは食べることへの関心が高く、「おいしいものをくれる存在」として人を認識するようになると、自分から近づいてくる行動が増えるとされています。
おすすめの手渡しアイテムは以下のとおりです。
- ドライフルーツ(砂糖不使用のもの): 小さく切って少量ずつ
- 乾燥コーン: デグーが好む傾向が強い
- ティモシー(牧草)の穂先部分: 日常の食事の一部として活用できる
ただし、おやつの与えすぎは肥満や糖尿病リスクに繋がるとされています。おやつは1日あたり「ほんの少し」にとどめ、主食の牧草とペレットを妨げない範囲で使います。
スキンシップは「デグーが来たとき」だけ始める
デグーに触れる適切なタイミングは「飼い主から近づく」ではなく「デグーが自分から来た瞬間」です。この原則を守るだけで、多くのケースで信頼が積み上がりやすくなります。
手のひらをケージ内やケージの扉近くに静止させておき、デグーが自分からにおいを嗅ぎに来たら、その時点でそっと触れる程度にとどめます。
段階別のスキンシップ目安
| ステップ | 状態の目安 | 対応 |
|---|---|---|
| Step 1 | 逃げずに近づいてくる | においを嗅がせる・触れない |
| Step 2 | においを嗅いで立ち止まる | 背中をそっと1〜2回なでる |
| Step 3 | なでられても逃げない | 手の上に乗ることを待つ |
| Step 4 | 手の上に乗ってくる | 手の中でリラックスさせる |
なつきやすい環境づくりの5つのポイント
環境が安心感に直結します。以下の5点を整えることで、デグーが落ち着いて飼い主を観察できるようになります。
- ケージは目線より低い位置に置く: 上から見下ろす体勢は威圧感につながりやすいとされています
- テレビや大音量の音楽から離れた場所に設置する: デグーは高音に敏感な傾向があります
- 1日1回は声をかける: 時間を決めて「おはよう」などと話しかけるだけでも、声に慣れる効果があるとされています
- 他のペットの気配を遠ざける: 異種の動物のにおいや動きは強いストレス源になりえます
- ケージの一角に隠れ場所を作る: 小屋やトンネルがあると逃げ込む先があることで安心しやすいです
なつかせるときに絶対にやってはいけない5つのNG行動
以下の行動は一度やってしまうと信頼を取り戻すのに時間がかかります。「やりたくなる気持ち」はあっても、グッと我慢することが大切です。
| NG行動 | なぜいけないか |
|---|---|
| 突然つかむ | 天敵に捕まった感覚を与える。逃げ回るようになりやすい |
| ケージを追いかける | 恐怖を与え「人が来ると危険」と学習させる |
| 無理に長時間抱っこ | ストレスホルモンが高まり心臓に負担がかかるとされている |
| 大きな声を出す | 急な音に過敏に反応する習性がある |
| 放し飼い中に追い回す | 運動ではなくパニックになりやすい |
個体差があるため「なつかない」ではなく「時間がかかる」と考える
同じ環境・同じ接し方でも、なつくスピードには個体差があります。生まれて最初の数週間の環境や、迎えた年齢、元々の気質などが影響するとされています。
特に成体で迎えた場合は、幼齢個体よりも時間がかかることが多いです。半年〜1年かけて少しずつ距離が縮まるケースも珍しくありません。焦らず「ゆっくりが最速」と考えることが、長期的には近道になります。
デグー なつく 方法 に関するよくある質問(FAQ)
Q1. デグーはなつくまでどれくらいかかりますか?
個体差があるため一概にはいえませんが、手渡しのエサを受け取るまでに1〜2週間、手に乗るまでに1〜3か月かかることが多いとされています。成体で迎えた場合はさらに時間がかかることもあります。
Q2. 1匹飼いと複数飼いでなつきやすさは変わりますか?
1匹飼いのほうが飼い主に依存しやすく、なつきやすい傾向があるとされています。複数飼いの場合、仲間同士のコミュニケーションが優先されるため、飼い主への関心が薄れやすいことがあります。
Q3. デグーがケージから出たがらない場合はどうすればいいですか?
無理に出す必要はありません。まずケージの中でのスキンシップを十分に積み上げてから、自分から出てくるのを待ちましょう。扉を開けて「入り口を提供する」だけにとどめるのが基本です。
Q4. 手に噛みついてくる場合、なつく見込みはありますか?
噛む行動は「嫌だ」「怖い」「やめて」のサインであることが多いです。見込みがないわけではなく、スキンシップの速度を落とすことで改善するケースがあります。噛んでもリアクションを大きく返さないことも重要とされています。
Q5. なつかせるのに特別なグッズは必要ですか?
必須のグッズはありません。あると便利なのは「細長いスプーン」で、直接手を差し出す前にスプーン越しにエサを渡すことで距離を縮める補助になります。焦るより環境と時間のほうが重要です。
まとめ:デグーをなつかせる方法は「待つこと」が中心になる
デグーは正しいアプローチを根気よく続ければ、多くの個体でスキンシップを受け入れるようになります。最初の2週間の静かな見守り→手渡しのエサ→自分から来たときだけ触れる、この順番を守ることが基本です。
NG行動(突然つかむ・追いかける・無理な抱っこ)を避け、デグーが自分のペースで近づけるよう環境を整えてください。
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