行動・しぐさ

デグーをなつかせる方法:お迎え1週間からの慣らし手順と5つのNG行動

小動物 ・ 公開: 2026/8/22 ・ 約7分で読めます

デグーを迎えたばかりで「ぜんぜん近づいてくれない」「ケージ越しに見るだけで終わってしまう」と感じている方は少なくありません。結論からお伝えすると、デグーは社会性の高い動物であり、野生では群れで暮らす社会性の高い動物で、ゆっくり慣らしていくことで手に乗るなどのふれあいを受け入れる個体は多いとされています。焦らず段階を踏むことが、最大のコツです。


この記事の要点

  • 迎えた迎えた直後は「見守るだけ」が基本。声かけと存在慣れを優先する
  • 手を差し伸べるのはデグーが自分から近づいてきてからが基本
  • 追いかける・無理に触る・突然つかむの3行動が信頼を最も壊す
  • なつくスピードには個体差があり、時間がかかる場合もある

デグーがなつくかどうかは「最初の接し方」で変わる

池田動物病院(獣医師監修)は、最初はゆっくり慣らし、声をかけながら手を差し出すなど少しずつ信頼関係を築くよう案内しています。迎えた直後は無理なスキンシップを避け、環境に慣れてもらうのが無難です。

デグーは野生では10〜20匹の群れで暮らす動物で、聴覚も敏感です。飼い主にできることは「存在を脅威に感じさせないこと」です。

迎えた直後にすること・しないことの目安(日数は個体により前後します)

期間やること避けること
1〜3日目ケージの近くに座って静かに過ごす・低い声で話しかけるケージを開ける・無理に触る
4〜7日目エサを手のひらに載せてケージ越しに見せる追いかける・急に動く
8〜14日目ケージ内に手を入れて静止する手でつかむ・大きな音を立てる

手渡しのエサが信頼関係を作る最短ルートになる

おやつを手から渡して「いいことをしてくれる存在」と覚えてもらうのは、慣らし方の定番です。ただしデグーは糖尿病になりやすいため、与えるものは選びます。

おすすめの手渡しアイテムは以下のとおりです。

  • ティモシー(牧草)の穂先部分: 日常の食事の一部として活用できる
  • デグー用のおやつ: 糖分の少ないものを、ごく少量だけ

TCA東京ECO動物海洋専門学校は、糖分の過剰摂取で糖尿病のリスクが高まるため果物や甘い野菜は与えないよう案内しています。池田動物病院も糖分の摂取に特に注意が必要としています。おやつは主食の牧草を妨げない範囲にとどめましょう。


スキンシップは「デグーが来たとき」だけ始める

デグーに触れる適切なタイミングは「飼い主から近づく」ではなく「デグーが自分から来た瞬間」です。池田動物病院も「無理にさわらず、デグーのペースで接する」ことを勧めています。

手のひらをケージ内やケージの扉近くに静止させておき、デグーが自分からにおいを嗅ぎに来たら、その時点でそっと触れる程度にとどめます。

段階別のスキンシップ目安

ステップ状態の目安対応
Step 1逃げずに近づいてくるにおいを嗅がせる・触れない
Step 2においを嗅いで立ち止まる背中をそっと1〜2回なでる
Step 3なでられても逃げない手の上に乗ることを待つ
Step 4手の上に乗ってくる手の中でリラックスさせる

なつきやすい環境づくりの5つのポイント

環境が安心感に直結します。以下の5点を整えることで、デグーが落ち着いて飼い主を観察できるようになります。

  1. ケージの置き場所は落ち着ける位置にする: 人の出入りが激しい場所は避けます
  2. テレビや大音量の音楽から離れた場所に設置する: デグーは聴覚が敏感で、大きな音や突然の物音がストレスになるとされています(TCA)
  3. こまめに声をかける: 声をかけながら接するのは慣らし方の基本です(池田動物病院)
  4. 他のペットの気配を遠ざける: 落ち着かない原因になりえます
  5. ケージの一角に隠れ場所を作る: 小屋やトンネルがあると逃げ込む先があり、安心しやすいと考えられます

お迎え前にケージの大きさを確かめたい方は、内寸で測って60×45×60cmと比べる方法をデグー ケージ 大きさ 推奨で紹介しています。


なつかせるときに絶対にやってはいけない5つのNG行動

以下の行動は一度やってしまうと信頼を取り戻すのに時間がかかります。「やりたくなる気持ち」はあっても、グッと我慢することが大切です。

NG行動なぜいけないか
突然つかむ無理に持ち上げるとストレスになる。逃げ回るようになりやすい
ケージを追いかける恐怖を与え「人が来ると危険」と学習させる
無理に長時間抱っこだっこより肩乗り・手乗りを好むため、無理に持ち上げるとストレスになる
大きな声を出す聴覚が敏感で、大きな音や突然の物音がストレスになる
放し飼い中に追い回す運動ではなくパニックになりやすい

個体差があるため「なつかない」ではなく「時間がかかる」と考える

同じ環境・同じ接し方でも、なつくスピードには個体差があります。TCAは、神経質で警戒心が強い子もいれば、大胆で人懐っこい子もいるとしています。若いうちから優しく頻繁に触れ合うと、手に乗るようになることが多いともされます。焦らず「ゆっくりが最速」と考えることが、長期的には近道になります。


デグー なつく 方法 に関するよくある質問(FAQ)

Q1. デグーはなつくまでどれくらいかかりますか?

個体差が大きいため、期間は一概にはいえません。参照した出典にも日数の目安はなく、その子のペースに合わせて進めてください。

Q2. 1匹飼いと複数飼いでなつきやすさは変わりますか?

池田動物病院は、単頭飼育も可能だが社会性が高く複数飼育のほうが安心する場合があるとしています。TCAも本来は複数頭での飼育が理想的としつつ、1匹飼いでは飼い主が十分にコミュニケーションを取ることが重要としています。

Q3. デグーがケージから出たがらない場合はどうすればいいですか?

無理に出す必要はありません。まずケージの中でのスキンシップを十分に積み上げてから、自分から出てくるのを待ちましょう。扉を開けて「入り口を提供する」だけにとどめるのが基本です。

Q4. 手に噛みついてくる場合、なつく見込みはありますか?

噛む行動は嫌がっているサインの可能性があります。スキンシップの速度を落とし、デグーのペースに合わせて接してください。噛み方が強い、頻繁に噛むといった場合は、動物病院や専門店に相談しましょう。

Q5. なつかせるのに特別なグッズは必要ですか?

特別なグッズが必須とは限りません。環境を整え、デグーのペースで時間をかけることが基本です。


まとめ:デグーをなつかせる方法は「待つこと」が中心になる

デグーはゆっくり根気よく慣らしていけば、手に乗るなどのふれあいを受け入れる個体は多いとされています。静かな見守り→手渡しのエサ→自分から来たときだけ触れる、この順番を守ることが基本です。

NG行動(突然つかむ・追いかける・無理な抱っこ)を避け、デグーが自分のペースで近づけるよう環境を整えてください。

デグーの行動についてさらに理解を深めたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。

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出典

  1. 池田動物病院(獣医師監修)。ゆっくり慣らす・声をかけながら手を差し出す・だっこより肩乗り/手乗りを好み無理に持ち上げるとストレス・社会性が高く複数飼育で安心する場合がある・糖分摂取に注意 (取得日: 2026-10-15)
  2. TCA東京ECO動物海洋専門学校。性格の個体差・野生では10〜20匹の群れ・聴覚が敏感で大きな音や突然の物音がストレス・果物や甘い野菜は与えない・若いうちから優しく触れ合うと手に乗るようになることが多い (取得日: 2026-10-15)