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デグーの温度の目安は20〜25℃前後|上限が割れる出典別の適温と冷房・暖房の判断表

小動物 ・ 公開: 2026/10/15 ・ 約11分で読めます

この記事の要点

  • デグーの温度の目安(適温)は、公開されている4件の出典で下限が20℃で一致し、上限だけが24℃・25℃・25℃・26℃に割れています(2026年10月15日時点。飼育環境の室温の目安)
  • 冷房を考える線は、3件の出典が夏の注意ラインに挙げる25℃です。26℃は1件(コーナン商事)だけの上限なので、判断の線には使いません
  • 20℃を下回ったら、ヒーターやエアコンで適温内に戻します。暖房を入れ始める室温や低温の危険ラインの数値は、今回確認した出典には載っていません
  • 呼吸が速い・ぐったりして動かない・食欲がない、といったサインがあれば、動物病院に相談します

デグーの室温の目安は下限20℃で出典が一致し、上限だけが24〜26℃に割れている

デグーの温度の目安とは、飼育環境の室温を20〜25℃前後に保つ、という公開ガイドの数値のことです。下限は4件の出典で同じ20℃ですが、上限は24〜26℃に割れていて、26℃はコーナン商事(獣医師監修)だけの値です。

ここでの数値はすべてデグーの値で、温湿度計で読む飼育環境の室温の目安です。種が違えば適温も変わるため、フトアゴヒゲトカゲなど別の生き物の数値をそのまま当てはめることはできません。他の種を比べたいときはフトアゴヒゲトカゲ 温度管理 夏冬を見てください。

出典(種はすべてデグー)適温(室温)湿度条件
TCA東京ECO動物海洋専門学校20〜24℃程度40〜60%程度季節の限定なし
コーナン商事(獣医師監修)20〜26℃約50%季節の限定なし
池田動物病院(飼い方ガイド)約20〜25℃記載なし夏冬はエアコンで調節
池田動物病院(熱中症の解説・獣医師監修)20〜25℃程度40〜60%程度過ごしやすい室温の目安
デグーの適温の上限は、TCAが24℃、池田動物病院の2ページが25℃、コーナン商事が26℃で、コーナン商事だけがほかより高い。
デグーの適温(室温)の上限の出典別比較。出典: TCA東京ECO動物海洋専門学校・コーナン商事・池田動物病院(いずれも2026年10月15日取得)

4件の下限の最小は20℃、上限の最大は26℃なので、幅は20〜26℃です(編集部算出)。ただしこの26℃はコーナン商事1件だけの上限で、ほかの3件は24℃・25℃・25℃です。20〜25℃は4件のうち2件(池田動物病院の2ページ)の値で、約20〜25℃を含めて中央の目安になります。

出典の間で上限が割れる理由は、今回確認した範囲では書かれていません。そこで、読者の側で使い方を決めておきます。

  • 20〜24℃は、4件すべての適温の内側です
  • 24℃を超え25℃未満は、TCAの上限(24℃)を超えますが、池田動物病院の2件の範囲内で、冷房の線(25℃)の手前です
  • 冷房を考える線は、3件の出典が共通して挙げる25℃を使います(編集部の整理)
  • 26℃はコーナン商事だけの緩い上限なので、線には使わず、安全側の25℃で判断します

湿度は、TCAと池田動物病院(熱中症の解説)が40〜60%程度、コーナン商事が約50%としています。

25℃を超えると熱中症のリスクが高まり、28℃以上は特に注意が必要

夏の注意ラインは25℃で、TCA・池田動物病院・アロハオハナ動物病院の3件が揃って挙げています。28℃以上を特に注意としているのは、池田動物病院の熱中症の解説だけです。

出典夏の注意ラインの書き方
TCA東京ECO動物海洋専門学校夏場は25℃以上にならないよう、エアコンでの温度管理が必須
池田動物病院(熱中症の解説)25℃を超える環境では熱中症のリスクが高まり、28℃以上では特に注意が必要
アロハオハナ動物病院(獣医師監修)25℃以上にならないよう、クーラーを使った徹底した温度管理が必要

「25℃以上」と「25℃を超える」は出典で書き方が違います。ちょうど25℃のときは、2件が「以上」としているので、安全側に倒して冷房の対象にします。この「3件共通の25℃」は、3件の記述を並べた編集部の整理です。

25℃を超えると熱中症のリスクが高まり、28℃以上は特に注意が必要です(池田動物病院)。28℃の線は1件だけの記述ですが、25℃の時点で冷房を入れておけば、そこまで上がる前に対処できます。

湿度も関係します。池田動物病院は、湿度を40〜60%程度に管理することを挙げています。湿度が高いと体温を逃がしにくいとされているためです。

冷房・暖房を入れるかは、温湿度計の室温の読みと季節・時間帯で決められる

温湿度計の値を、次の表の該当行に当てはめると、取る行動が引けます。区切りは重ならないように「以下・超・未満・以上」で書いています。

室温の読み出典との関係取る行動夜間・留守中の注意
20℃未満4件すべての適温(下限20℃)の外ヒーターやエアコンで20℃以上に戻す。風が直接当たらないようにする夜間に下がり続けないか、温湿度計で確認する。暖房を入れ始める室温の数値は出典に無い
20℃以上24℃以下4件すべての適温の内側様子を見る。温湿度計の値を記録しておく急な温度変化に注意する
24℃を超え25℃未満TCAの上限(24℃)を超え、池田動物病院の2件の範囲内冷房の線(25℃)の手前。風を直接当てずに冷房を準備する夜間や留守中に上がらないか確認する
25℃以上(池田動物病院の熱中症の解説は25℃超)3件が挙げる夏の注意ライン冷房で下げる。夏は夜間も温湿度計で確認し、暑ければ夜間もエアコンを使う留守番中にエアコンを切って熱中症になるケースがある。外出時も室温を管理する
28℃以上池田動物病院の熱中症の解説だけが「特に注意」とする保冷剤だけに頼らず、エアコンで室温を下げる。サインがあれば動物病院に相談する下記の熱中症のサインを確認する

冬の行動の根拠は、コーナン商事の「夏はエアコン、冬はヒーターを使用する」という運用と、「空調の風がデグーに直接当たらないように」という注意です。夏の行動の根拠は、TCA・池田動物病院の記述です。

26℃は、コーナン商事の適温の上限です。上の表では独立の行にせず、25℃以上の行に含めて冷房で下げます。

夜中の様子が気になるときは、デグー 夜中 鳴く 理由も合わせて見てください。夜の室温が適温内かどうかを確かめたうえで読むと、判断しやすくなります。

20℃を下回ったら適温内に戻し、暖房開始と低温の危険ラインの数値は出典に無いので急な温度変化を避ける

冬は、まず室温が20℃を下回っていないかを温湿度計で見ます。20℃は4件の出典で一致している適温の下限なので、これを下回ったらヒーターやエアコンで適温内に戻します(コーナン商事は、冬はヒーターを使用するとしています)。

一方で、暖房を入れ始める室温と、低温の危険ラインの数値は、今回確認した5件の出典(専門学校・獣医師監修の記事・動物病院)には載っていません。TCAは「冬場も極端な低温は避け、急激な温度変化にも注意が必要」と書くにとどまります。ネットには10℃や15℃を線とする個人ブログもありますが、出典を確認できないので、この記事では数値の線として使いません。

確認できていないのは「暖房を入れ始める室温」と「低温の危険ライン」の数値です。適温の下限が20℃であること自体は、4件の出典で一致しています。数値がないぶん、20℃を下回らせない・急に冷やさない・急に暖めすぎない、で運用します。

出典の範囲でできる冬の備えは、次のとおりです。

  • ヒーターを使う(コーナン商事)
  • 空調の風が直接当たらないようにする(コーナン商事)
  • 涼しい場所と、少し暖かい場所を自分で選べる環境を整える(池田動物病院)
  • 急激な温度変化を避ける(TCA)

池田動物病院は、2026年10月1日に「デグーの冬の寒さ対策」のページを新設しています。このページの内容は今回確認できていないため、数値や開始基準が示された場合は、この節を見直します。

熱中症が疑われるサインがあれば、冷やしすぎずに動物病院へ相談する

池田動物病院が熱中症の症状として挙げているのは、呼吸が速い・荒い、ぐったりして動かない、食欲がない、けいれんなどです。ここでは診断や治療はせず、様子を見てよい範囲と受診を検討するサインを分けます。

様子を見てよい範囲受診を検討するサイン
室温適温の範囲内(20〜24℃で4件すべての内側)25℃を超える環境が続いた
呼吸普段どおり速い・荒い
動き普段どおり動くぐったりして動かない・横になって動かない
食欲普段どおり食べる食欲がない
その他変わりなしけいれん

サインが1つでも当てはまれば、動物病院に相談します。自宅でできる応急処置は、室温を下げるところまでにとどめます。

氷水につける、保冷剤を直接身体に当てるといった急激な冷やし方は避けてください。身体を急激に冷やすと体調が悪化することもあります(池田動物病院)。

体のほかの異変が気になるときは、デグー 尻尾 切れたや、デグー 鳴き声 意味も参考になります。

温度計はケージの近くに置き、直射日光とエアコンの風が当たらない場所に設置する

温度計と湿度計は、ケージの近くに置いてこまめに確認します(TCA)。部屋の真ん中の値ではなく、デグーがいる位置に近い値を見るためです。

ケージを置く場所は、直射日光とエアコンの風が直接当たらない静かな場所がおすすめとされています(池田動物病院)。コーナン商事も、空調の風がデグーに直接当たらないようにとしています。

  • ケージの近くに温湿度計を置く
  • 窓から離し、直射日光が当たらない位置にする
  • エアコンの吹き出し口の正面を避ける

部屋の環境を整える前に、そもそも飼えるかを考えている人は、デグー 一人暮らしも見てください。

よくある質問

Q1. デグーの部屋のエアコンは夜も入れたままにしますか?

真夏は夜間でも室温が高いことがあります。温湿度計で室温を確認し、暑くなる場合は夜間もエアコンを使います(池田動物病院)。夜間の室温が25℃以上なら、冷房の対象です。

Q2. 留守番の間にエアコンを切ってもよいですか?

おすすめできません。留守番中にエアコンを切ってしまうことで、熱中症になるケースがあるとされています(池田動物病院)。外出時も室温を管理します。

Q3. 夏は保冷剤だけで足りますか?

足りません。池田動物病院は、保冷剤だけでは十分ではなく、エアコンで室温を管理することを挙げています。保冷剤を直接身体に当てるのも避けます。

Q4. デグーは冬、何度になったら暖房を入れますか?

暖房を入れ始める室温の数値は、今回確認した出典にはありません。確認できているのは、適温の下限が4件の出典で20℃と一致していることと、冬はヒーターを使うことです。20℃を下回ったら、ヒーターやエアコンで適温内に戻します。

Q5. デグーの湿度は何%がよいですか?

TCAと池田動物病院(熱中症の解説)は40〜60%程度、コーナン商事は約50%としています。湿度が高いと体温を逃がしにくくなるため、夏は温度とあわせて確認します。

出典

  1. TCA東京ECO動物海洋専門学校 いきもの図鑑編集部「デグーの飼い方ガイド!特徴や性格・飼って後悔した人の声も紹介」 (取得日: 2026-10-15)
  2. コーナン商事(監修:小松智彦・獣医師)「【獣医師監修】デグーの飼い方を初心者向けに解説!必要なものと注意点も紹介」 (取得日: 2026-10-15)
  3. 池田動物病院「【デグーの飼い方】寿命・性格・かかりやすい病気」 (取得日: 2026-10-15)
  4. 池田動物病院(監修:松本獣医師・更新2026.06.30)「【デグーの熱中症】暑さに弱いので要注意|症状・応急処置・予防法を解説」 (取得日: 2026-10-15)
  5. アロハオハナ動物病院かもがわ公園小動物クリニック(獣医師監修・最終更新2026年5月14日)「【獣医師監修】デグーの飼い方完全ガイド:寿命・食事・病気と健康を守るコツ」 (取得日: 2026-10-15)